↑実際の前撮りの写真です。

タキシードを作るために、10店舗以上周って、やっと行き着いたのは「麻布テーラー」



今回は、麻布テーラーでタキシードをオーダーして受け取るまでをご紹介!
・オーダータキシードの何がいいのか?今ひとつな点は?がわかる
・新郎がウェディング当日までに準備すべきものがわかる
・オーダータキシードの基本的な受け取りまでの流れがわかる
タキシード完成までの大きな流れ
初回:来店予約とカウンセリング、メジャーリング(2時間〜)
初回来店の際には、カウンセリングと身体の採寸が行われます。時間のある方はそのまま生地を選んでオーダーまですることも可能ですが、私は特に生地等をゆっくり選びたかったので、カウンセリング、メジャーリングと生地選定、オーダーはあえて、別日に行いました。
2回目(人による):生地の選定と仕様の選定、オーダー(1時間〜人による)
メジャーリングが終わったら、いよいよ生地選びと、細かな仕様の相談です。私はブラックタキシードで決まっていたので、ある程度生地は絞れましたがそれでも、十数の生地から選ぶのは楽しい一方かなり疲れました。ここで、タキシードの色が決まっていないと、まずはタキシードの色を決めるところからなのである程度作りたい色は決めていくことをお勧めします。また、事前に好きな生地ブランドについて調べていくと、どの生地がコスパいいかなどのもわかるのでおすすめです。






引用元:https://www.ringwood.jp/
3回目(人による):受取り(30分ほど)
カウンセリングとメジャーリング
ネットから来店予約
私がお邪魔した虎ノ門店では、フォーマル相談カウンターがあります。
日本フォーマル協会認定のフォーマルスペシャリスト資格を有するスタッフが、 フォーマルウェアのご相談を承ります。麻布テーラーは全店に、日本フォーマル協会認定のフォーマルスペシャリスト資格を有するスタッフが在籍しています。フォーマルは、ルールだけが支配するものではありません。海外と日本では礼装のしきたりが違う部分があるだけではなく、時代による変化もあります。大切なのは、基本ルールを身につけたうえで、実情に即したフォーマルに応用すること。そのうえで、ご自身ならではの感性をさりげなく発揮できれば完璧です。結婚式・お受験・成人式・七五三など、ご予算を考慮しながら、シーンに合わせたトータルスタリングをご提案させていただきます。麻布テーラーの「フォーマルスペシャリスト資格者」がきっとお役に立てるはずです。
とのことです。(公式HPから抜粋)
カウンセリング
カウンセリングでは、挙式日や挙式会場、タキシードの希望カラーやスタイルなど、オーダーするタキシードのイメージを膨らませるための項目をヒアリングされます。私の場合は、挙式披露宴会場の写真を見せたり、妻のドレスのカラーや素材感の写真を見せて、その会場やドレスに合うタキシードを探していることを伝えました。所要時間は30分から1時間ほどです。
メジャーリング
メジャーリングは一般的なメジャーリングと同じですが、スーツと違いフォーマルウェアになるので、個人の好みのシルエットにしていくというよりは、王道のタキシードのサイズ感を、自身の体に合わせてスーチングしていくようなメジャーリングでした。肩のラインが綺麗に見えるように、パットを入れるか、入れる場合は厚さはどうするかなどその他、細かい点もここで相談していきます。私は家族婚で、テーブルに座っていることが多いことが予測できたので、ジャケットの袖丈を座った時でも、シャツの袖口が綺麗に見えるバランスが取れる長さをリクエストしました。また、パンツについては、若干O脚なので、脚のラインを拾いすぎない且つダボっとしないくらいのシルエットに太さを調節してもらいました。股下も、通常のトラウザーズとは異なり、サスペンダーで吊し上げるのでそれをイメージした股下に調節しました。1時間から1時間半ほどのメジャーリングです。フルオーダーではないので、麻布テーラーにある、十数型のサンプルから近いものを着用し、そこから細かいサイズ調整を行なっていくような流れです。
生地の選定


生地については、いわゆる「ピンキリ」です。国内の生地メーカーや、海外の生地にもランクがあるので、とにかく安くオーダーしたいという方であれば、10万円以下の生地を探すことも容易に可能です。そこが、ウェディングのタキシード=レンタルの常識が大きく覆ったポイントです。20万円出してそこそこの生地のサイズの合っていないタキシードを着るよりも、サイズに合ったタキシードを10万円で作った方が100%かっこいいです。サイズ感が命だと思います。
そんな私は、予算はなんとなく20万円ほどで考えていましたので、生地ブランドから選んだり、原産国から選んでみたり、楽しみながら生地選びを行いました。程よい光沢がありつつ、目付もしっかりしており(300前後)、ドレープ感のあるような生地を探しました。最終候補として残ったのは、以下の3つ
・ロロピアーナ オーストラリス
・ゼニア 15MilMil15
・ドーメル アマデウス






中でも、驚きのコスパのバンチブックを発見した「ゼニアの15MilMil」の生地に決定しました!


ジャケットの仕様の選定


ラペルを選ぶ
生地が決まれば次は、タキシードの細かな仕様を決めていきます。触れるところと触れないところがありますが、麻布テーラーは比較的、幅広いオプションがある印象です。(サロンによっては、側章の幅や色まで変えれるところもありました)
まずは、タキシードのジャケットの襟型を「ショールカラー(写真右)」か「ピークドラペル(写真左)」の2種類から選びます。


私はピークドラペルに決定。また、ラペル幅もデフォルトのものから±5mmまで調節できます。(サロンによっては自由に幅を調節できるところもあります)私は、11cmの仕様にしました。片方の肩幅の半分くらいの位置にラペル先が来るのがバランスいいらしいですが、ここは好みですね。私は広めのラペルが好きなので、おすすめよりも少しはみ出したラペル幅にしました。


ジャケットの胸ポケットを選ぶ
胸ポケットも2種類から選ぶことができます。一つは写真左の「ボックス」と呼ばれる仕様です。ポケットばまっすぐに配置されていて、凛とした印象。もう一つは写真右の「バルカ」と呼ばれる仕様で、胸に沿ってポケットがカーブしているので立体的に見えます。どちらも無料のオプションなので、追加料金等はありません。通常のジャケットであれば、パッチポケットなど仕様は複数ありますが、ファーマルタキシードはこちらの2択をお勧めされました。




私は、胸囲が割とある方なので、胸に沿ってポケット(チーフ)が綺麗に見えるように「バルカ」仕様に決定しました。


ジャケットの裾ポケットを選ぶ
裾ポケットも複数のオプションから選びますが、フォーマルタキシードでは、どこのサロンに行っても1択と言っていいほど、サテン生地で縁取られた「両玉縁(りょうたまぶち)」仕様をおすすめされました。


実際の出来上がったタキシードの写真はこちら↓


ジャケットの袖の仕様を選ぶ
袖口の仕様は、ボタンが重なっていない仕様、重なっているもの(イタリア発祥のデザインでキスボタンとも呼ばれています)、くっついているもの(イギリスっぽいクラシカルなイメージなどから選びます。


私は「重ね」という仕様を選択しました。↓は実際の写真です。


ジャケットの裾の仕様を選ぶ
ジャケットの裾の仕様も3種類から、左右に1本ずつ切れ込みの入った「サイドベント」、真ん中に1本の切れ込みが入った「センターベント」、切れ込みの入っていない「ノーベント」があります。
左から、ノーベント、サイドベンツ、センターベントです。






タキシードのようなフォーマルウェアでは基本的に「ノーベント」が基本とされているようで、私は「ノーベント」を選びました。↓は実際の前撮りの時の写真です。


裏地を選ぶ
表地と違って表面には出てこない裏地ですが、さまざまな箇所に使用されています。一例を挙げますと、ジャケットの内側や袖の裏、腰ポケットのフラップ内側や内ポケット、ベストの背中などなど、かなりの箇所に使用されています。
その役割は、着用する際に表地では引っかかりやすい箇所の滑りを良くしたり、皮脂や汗から表地を守ったり、表地と色を変えることによってこなれ感を出したり、と機能面からもデザイン面からも、かなり役立つ存在です。
素材は2種類から選べます。
まずは、ポリエステル。麻布テーラーの標準仕様は、ポリエステルのようです(袖裏は除く)。石油を原料とする合成繊維で、耐久性に優れます。ただし、吸湿性に乏しいため汗を吸いづらく、不快に感じる方もいるかもしれません。
もう一つは、キュプラです。コットンの再生繊維で耐久性に優れ、なによりその吸湿性が一番の特長です。汗を吸いやすく、汗による不快感とは無縁です。また滑りがよく肌触りが滑らかなため、着心地の良さは満点です。シルクにも似たその光沢は美しく、機能面だけでなくデザイン面からもおすすめです。麻布テーラーでは、オプション料金2,500円+税が必要でしたが、私はせっかくのタキシードなので、こちらのキュプラを選択しました。
トラウザーズの仕様の選定
トラウザーズ(スラックス)も細かい仕様のパターンから選択できます。有料オプションもありますが、履き心地等に直結する部分もあるので、好きなデザインや仕様が選べるのはありがたいですね。ただ、タキシードスーツのパンツになるので、選択肢が通常のスーツパンツや、スラックス単体をオーダーする時ほど豊富にあるわけではなく、ある程度はフォーマルタキシードのルールに則って仕様を選んでいきました。
ウエスト周りの仕様を選ぶ
オーダーとはいえ、履いた時の腰の位置で若干の履き心地が変わる可能性があるので、履いた時にウエストの微調整ができるように、ウェストにアジャストベルトをつける仕様にしました。既製品だと、Shipsのタキシードにはデフォルトでアジャストベルトが付いていました。


タックの仕様を選ぶ
こちらは、完全に好みになります。最大2タックまでオプションで入れることが可能です。インアウトのプリーツ向きも自由にできます。個人的な感想は、アウトプリーツの方が、収まりがよくパンツのクリース(パンツの折り目)綺麗に繋がっていく感覚がありました。腰回りから裾にかけてのラインが直線的に強調され、スマートでシャープな印象を与える感じがします。イタリアンスタイルなどに多くみられるそうです。一方、インプリーツはパンツがより立体的になり、下腹部がすっきりと見え、クラシックで上品な雰囲気になります。足を前に出す際にプリーツが広がりやすく、歩行時にゆとりを感じました。英国やフランスの伝統的なスタイルに多く見られるようです。




私は、挙式で歩いたり披露宴で長時間座ることの快適さを考え、プリーツが横に広がって腰回りにゆとりを感じることができたインプリーツを2本(ツータック)でいれました。


裾の仕上げを選ぶ


シングルカット(シングル仕上げ) 裾を内側に折り返してステッチが見えないように縫い止める、最も標準的な仕上げです。ルーツは正統なフォーマルウェアのドレスコードにあり、歴史的に「裾を折り返さない平らな状態」が最も格式高く洗練された仕様とされてきました。シンプルで美しい足元を演出します。
ダブルカット(ダブル仕上げ) 裾を外側に一定の幅で折り返す仕上げです。19世紀末、英国の貴族が雨の日に泥で裾が汚れるのを防ぐために、咄嗟に裾をまくり上げて歩いたことが起源とされています。これがのちにアメリカなどで日常的なビジネス・カジュアルスタイルとして定着しました。
モーニングカット 裾の前側を短く、後ろ側を長く斜めにカットする仕上げです。その名の通り、昼の最高礼装である「モーニングコート」のパンツに採用されたのがルーツです。前側が甲に当たって生地がクッション(たるみ)を作るのを防ぎつつ、後ろ側はヒールを美しく覆うことで、脚を最も長くスマートに見せる工夫から生まれました。
以上から、シングルかモーニングの2択になりましたが、パンツのシルエットが少し余裕を持たせていることや伝統的でクラシカルな太めの仕立てにしていることもあり、前側にたるみを作らず、後ろは靴のヒールを隠して脚長効果を生みだせるモーニングカットを選びました。
完成
小物やシューズなど、当日の衣装にどのくらいの費用がかかったかは、次回のブログで詳細をお伝えします!










